気力も無くなり、燃え尽きてしまう前に

体力をつけるならタンパク質とアミノ酸

体力をつけるならタンパク質とアミノ酸

忙しいから、疲れているからという理由で朝食を抜いたり夜ご飯を簡単にすませていると疲労は回復しません。肌や筋肉はタンパク質でできていてそのタンパク質を作るのに欠かせない栄養素がアミノ酸です。アミノ酸は肉類、魚介類、乳酸品に多く含まれていますが、主食であるご飯や小麦にも含まれています。しかしパンやパスタなどの小麦食品は米に比べてアミノ酸の量が少ないので、それを補うために肉や乳製品を一緒に食べると効果的です。米と一緒に食べるなら豆腐や味噌などの豆類が良いので、日本人の基本である「米とみそ汁」を毎日食べて身体に必要なアミノ酸を取り、肌や筋肉を若返らせ、疲れづらい身体を目指しましょう。

疲労回復にはクエン酸

疲労回復にはクエン酸

肉体的・精神的疲労回復には疲労物質を分解してくれるクエン酸が効果的です。クエン酸は桃、梨、梅干し、キウイ、レモン、みかんなどの果物や酢などのすっぱい食品から摂ることができます。しかしこれらの食べ物は主にデザートとして食べられることが多く、食べるタイミングが難しいのが難点です。食事として摂るのなら、いなり寿司にして食べることをおすすめします。いなり寿司にすることで豆類であるお揚げにタンパク質、カルシウム、鉄分、ビタミンEが入っているので、時間がないときにもおいしく簡単に摂取できます。

免疫力アップには亜鉛

免疫力アップには亜鉛

新陳代謝や免疫力をアップさせるのに大事なのは亜鉛です。亜鉛はタンパク質やDNAの合成にも欠かせないので疲労回復にも効果があります。亜鉛が不足すると肌荒れ、傷が治りにくい、目が疲れやすい、立ちくらみがする、風邪をひきやすい、疲れやすい、などの症状がでてきます。牡蠣やレバー、肉や魚介類、乳製品に亜鉛は多く含まれるので、肉を食べるときなどにレモンを掛けるだけでビタミンCやクエン酸を一緒に摂ることができ、亜鉛の吸収率がアップするので試して見ましょう。

身体を元気にするタウリンとアリシン

身体を元気にするタウリンとアリシン

ドリンクの栄養剤でよく聞くタウリンは魚介類に多く含まれ肝機能を調整します。肝機能が崩れると有害物質が身体に溜まり痩せにくい、疲れやすい、むくみなどの障害がおこります。タウリンは牡蠣に多く含まれますが、毎日牡蠣は食べられませんのでタウリンの含まれている魚介類を定期的に食べるようにしてください。簡単だからといって、ドリンク剤のタウリンを飲み続けると一時的に身体が興奮状態になり疲労が回復したような錯覚をしますが、実際には疲労が回復した訳じゃないので注意しましょう。
また、疲労回復、がん予防、血中脂肪の燃焼、血栓の予防など身体を錆び付かせない抗酸化作用がある栄養素にアリシンがあります。アリシンはにんにくやネギ、ニラ、玉ねぎなどの食品に多く含まれているので、ビタミンB1が多い豚肉と玉ねぎをいためて食べるだけで簡単に疲労回復できます。疲労回復に効果のある食品をきちんと摂取する食生活を続けることであなたの体が内面から変わっていくでしょう。